「やればできる」でなく「やればわかる」

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こんにちは。高木龍平@デジんちゅです。

 

本日は言葉のお話。

 

人や自分の背中を押すときにはどういう言葉をかければよいでしょうか。

 

よく使われるのが「やればできる」という言葉ですが、これ僕はあまり好きではありません。なんというか無責任ですよね。世の中やったってできないことは山ほどあります。

 

ではなんと言うのがいいか。僕が好きなのは「やればわかる」です。とりあえずやってみれば特徴、難易度、かかりそうな時間などいろんなことが分かります。当然やってみた結果として成功することもあれば、失敗することもあります。ただ仮に失敗したとしても、少なくとも次に何をすべきかのヒントは得られます。

 

そのヒントをもとに考えた次の行動が正解かどうかは分からない。でもそれもやってみればわかります。この繰り返しで最終的に「できる」にたどり着くのだと思います。

 

そう考えると「やればできる」も間違いではないですが、より真実に近く、最初の一歩を踏み出しやすいのは「やればわかる」だと思います。

 

さて、この「とりあえずやってみる」の感覚を養うのに、プログラミング学習は最適です。なぜならプログラム上では「とりえあずやってみる」のに必要なコスト(時間、労力)が極めて小さいからです。とりあえずやってみるコストが小さい一方で、結果はダイナミックに変わります。ですので結果として「いろいろやってみよう」という気持ちにつながっていきます。

 

このような自然に試行錯誤を繰り返す姿勢が身につくことが、プログラミング学習の大きな効用です。ぶっちゃけ誰もがだれもプログラマーやシステムエンジニアになるわけではないですが、プログラミングを通じて身に付けた試行錯誤を行う姿勢は、間違いなく人生を豊かにしてくれると思います。

 

とりあえず、やってみましょ。

 

ではまた明日!

 

プログラムの基本は「順次」「分岐」「繰り返し」

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こんにちは。高木龍平@デジんちゅです。

 

本日はプログラムとはなんぞや?という話を。

 

プログラムとはざっくり言うと、思い通りにものごとが進むように組み立てられた手順です。対象はOzobotのようなロボットだったり、Scratchでつくったパソコン画面上のキャラクターだったりしますが、いずれにせよそれらを思った通りに動かすように組み立てられた手順がプログラムです。

 

そのプログラムは単純なものから複雑なものまで様々ですが、分解してしまえばたった3つの動きに落ち着きます。それは「順次」と「分岐」と「繰り返し」です。

 

順次とは提示された命令を提示された順番に実行していく動きです。はじめはまっすぐ進め→次は右に曲がれ→最後に止まれ といったような。Ozobotが色による命令で実行している動きのほとんどはこの順次処理です。

 

次が分岐。これはある条件にもとづいて次に行う動作をかえることです。Ozobotでいえばカウンターをつかった動きがこれにあたります。「交差点を通過したら1点減らせ」とか「0点になったら動きを止めろ」とかです。

 

最後が繰り返し。これは指定された範囲の動きを繰り返す動きです。速度を上げる→下げるを5回繰り返せ といったような。繰り返しを抜ける条件がないと、永遠に繰り返してしまうので基本的には「こうなったら繰り返しは終わりね」という条件とセットで使います。この動きはOzobotの色指定では実現できないので、パソコン上で動作を組み上げるOzoBlocklyというツールを使って実現することになります。

 

どんなに複雑なプログラムでもこの3つの動きの寄せあつめで作られています。ですのでこの3つの動きを使いこなすことがプログラミング習得への最初のステップとなります。

 

デジんちゅでは順次処理のイメージを理解してもらうのにOzobot(の色での制御)を使用します。ロボットが道を進んでいき、その都度色で指定された動きを順番に実行していくというのは、順次処理のイメージをつかむのにもってこいです。

順次処理のイメージがだいぶつかめてきたら、カウンターでの動きで分岐処理の簡単なイメージをつかみ、そこからはOzoBlocklyに移って分岐処理と繰り返しについての理解を進めていくというのが基本的な流れです。

 

並行してScratchも使用します。基本的な流れはOzobotと同様ですが、双方の特色として

Ozobot・・・動きがわかりやすい(=実際にものが動く)。動きの種類は限定的。
Scratch・・・動きは画面内に限られる。動きの種類は豊富。

という違いがあるので、生徒の理解度と興味具合によって使いわけていきます。

 

いろいろと書いてしまいましたが、さしあたってはプログラムは「順次」「分岐」「繰り返し」の3つでできているという点を是非覚えておいてください。

 

ではまた明日!

 

Ozobotの英語問題

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こんにちは。高木龍平@デジんちゅです。

 

昨日のエントリーで紹介したように、Ozobotはプログラミング学習にとても有効な教材です。

が、しかし。ここ日本においてOzobotをガシガシ使っていくには、乗り越えなければいけない壁があります。

 

Ozobotにまつわるもろもろが、基本英語なんです。

 

Ozobotを操作するには、

①マジックなどで書いた線の上をなぞって動かす。
②あらかじめパソコンやタブレットで作った動きを覚えさせて、その通りに動かす。

の二通りがあることは昨日も触れました。

 

①の方法で操作する分には言語の問題はさほど大きくありません。Ozobot自身は連続した色を通じて命令を読み取るので、色の順番を示した命令表さえ日本語化してしまえば問題なく扱えます。(Ozobot命令表の日本語版作成済みです)

 

一方で②を使って操作する場合、言語の問題が大きくのしかかってきます。

Ozobotに与える動作命令を作成できる専用のWebサイトが現時点では英語とポーランド語にしか対応していないのです。

 

入門者向け画面(レベル1)

OzoBlockly novice

 

初級者向け画面(レベル2)

OzoBlockly beginner

 

入門者向けのレベル1の画面はアイコンがメインなので操作に支障はないのですが、レベル2以降になるとどうしても英語で書かれた部分を触らざるをえなくなります。(現在レベル4まで公開されています)

 

うーむ。。。

 

メーカーの方で早々に日本語化してくれればありがたいのですが、現時点でそのへんについての情報はまったく公表されていないので、直近での日本語化はあまり期待しないほうが良さそうです。

 

というわけでデジんちゅとしての方針は、専用Webサイトで使用されている英語を日本語に訳した翻訳シートを作成しておこうと思います。子どもにはそれと画面の英語を照らし合わせながらプログラムを組んでもらいます。

ただ、その方法にこだわりすぎて学習効率が下がってしまってもいけないので、翻訳シートとの照らし合わせにとまどっている子どもにはいったんOzobotを離れて、Scratch(スクラッチ)に移って勉強を進めてもらおうと思います。

 

Scratchも子ども用のプログラミング学習教材なのですが、こちらはかなり日本語化が進んでいるので言語の問題はありません。

Scratchについてもおいおい紹介していきますが、デジんちゅではまずはOzobotとScratchを中心に教材を用意していくつもりです。

 

 

最後に余談をひとつ。

プログラミングにおける英語の壁は昔からあって、僕自身も小学生の頃ろくすっぽ英語がわからない状態で英語ベースでかかれたBASICという言語を前に右往左往していました。そんな時代に異彩を放っていたのがトミーから発売されていたぴゅう太というパソコン。

なにがスゴいって、ぴゅう太は日本語でプログラムが組めたんです!

PRINT → カケ
STOP → トマレ

といった直訳もいいとこの雑な日本語ですが、それでもプログラミングに対する敷居を下げた画期的なパソコンでした。

雑誌で見かけるたびに気になっていたのですが、結局さわる機会がないまま姿を見なくなってしまいました。どっかの博物館にあったりしないかな。

 

ではまた明日!