緻密な計算といい加減な補正の話

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こんにちは。高木龍平@デジんちゅです。

 

僕は大学時代に機械工学を学んでいました。本日はその中で出された課題の話。

 

その課題はとある箇所のモーターに必要とされる出力を計算して、適切なモーターを選ぶというもの。課題を受けた僕は動かす物体の質量、歯車のサイズなど与えられた条件から計算を行い、とりあえず適切と思われる出力を算出しました。その後の教授の解説を聞く限りまあまあ正解な感じ。よっしゃよっしゃとほくそえんでいた僕を尻目に、教授は最後にとんでもないことを口にしました。

 

「以上のことから算出された出力のだいたい2倍の出力を備えたモーターを用いればよいでしょう。」

 

???なにそれ? だいたい2倍ってなにさ??

 

当時の僕にとってこの説明は衝撃でした。てっきり計算で明確に答えがでると思っていたところ、最後にまさかのだいたい2倍ですから。なにそのいい加減さ。せっかく緻密に計算したのはなんだったのか?と。

 

教授いわく、計算はあくまで計算であり実際に安定的に動かすには経験上2倍くらいの余裕をみておくのがよい、とのこと。

 

この説明には重要な示唆が含まれています。それは計算と実践(経験)の両方が必要だということ。計算だけでは考慮しきれていない条件がでてきた時点でその論拠は崩れます。しかし実践だけでも効率よく適性値に落ち着くのは難しい。であれば、まずは把握できている条件のもとでまずはできる限りの計算をし、その上で経験に基づき補正するのが一番の近道だということです。

 

僕も含め理系思考の人間は事前の計算にたよりがちになることがあります。それはそれで重要なのですが、それだけでは真の正解にはたどり着けません。ほどよく実践を交えながら経験を積み重ねていきましょう。

 

ではまた明日!

 

かつてバーと呼ばれていたキー

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こんにちは。高木龍平@デジんちゅです。

 

本日はかつてバーと呼ばれていたキーについてです。何のことかというとスペースキーの話。

 

その昔スペースキーはスペースバーと呼ばれていました。それは”bar(かんぬき)” と呼ばれるにふさわしい堂々たる横幅を備えていたため。僕が小学3年生のころ初めて買ってもらったパソコンも、今の倍以上はあろうかという立派なスペースバーを搭載していました。

 

日立のH21というMSX規格のコンピューター。なつかしい。

(出典: MSX Resource Center https://www.msx.org/wiki/Hitachi_MB-H21 )

 

シューティングゲームでは大抵このスペースバーが弾発射キーになっていたので、ガチガチガチガチとけたたましい音をたてながら連打したものです。

 

その後パソコンの進化とともにキーの数は増加し、それに押される形でスペースキーの面積は縮小、はたして現在のサイズに落ち着きます。バーたる存在感は薄れ、他のキーと同様にスペースキーと呼ばれるに至りました。

 

今でも最も大きいキーの座を誇るスペースキーですが、かつてはもっと大地主だったんですよというお話でした。

 

ではまた明日!